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Short story about an umbrella shop

長寿祝いにも「傘」が使われている!?

日本では古くから60歳の還暦や70歳の古希など、人生の大切な節目をお祝いする習慣があります。80歳を祝う傘寿(さんじゅ)には「傘」の文字が使われていますが、これにはどのような成り立ちがあるのでしょうか。

長寿をお祝いする風習を総称して「算賀」とも呼び、中国から伝わった文化だといわれています。
この習慣がいつから始まったのかは定かではありませんが、日本でも平安中期の『源氏物語』には、当時の初老にあたる40歳になった長寿を祝う「四十賀」という記載がありました。

時は流れ、室町~江戸時代になると、数え年の60歳を祝う「還暦」、70歳の「古希」、77歳の「喜寿」、88歳の「米寿」、99歳の「白寿」などが加わり、節目を祝うことが、一般庶民へと広がったそうです。

数えで80歳を迎える方の長寿を祝う“傘寿”に含まれる「傘」という文字。これは、傘の字を略字で書くと「八」と「十」が組み合わさったような文字で、八十に見えることに由来し「八十寿(やそじゅ)」と呼ぶこともあります。

傘は広げたときの末広がりな形状から、縁起物として長寿をお祝いするのにぴったりな贈答品といえることから、前原光榮商店では、“傘寿”のお祝いとして傘のご注文を多く承っています。
とくに、おすすめなのが傘寿のテーマカラーでもある紫や黄色(金茶色)。
ご年齢を考慮し、軽くて使いやすいカーボン骨を使用したものや、晴れの日も雨の日も気軽に使える晴雨兼用など、実用性の高い傘もご用意しております。

さらに、手元の素材を選んだり、お名入れ加工をしたりと、大切な方にとって特別な傘になるよう、家族みんなで相談しながら、心のこもった贈り物選びになるようお手伝いさせていただきます。

ぜひ、大切な方の人生の節目となるお祝いに、ご一考ください。