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Maintenance at home

今日からできる! 永く愉しむ傘のお手入れ方法

「きれいに」「大切に」「長く」使いたい…。

傘の寿命は、使用時はもちろんのこと、保管の環境やお手入れによって大きく左右されます。
傘を長く使う上で一番避けたいのは、濡れた傘を“そのまま”放置すること。
一般的な雨傘は、アルミの中棒やビニールを使用しているため濡れたままでも劣化は起きづらいかもしれません。

前原光榮商店の傘は、中棒や手元には天然の木材、骨にはスチール(鉄)、生地はポリエステルの反物を使用しているものが多いため、濡れたまま放置しておくと生地にはカビが生えてしまい、中棒は歪み、骨には錆びが発生するなど、傘全体の劣化を速めてしまいます。

せっかく見つけたお気に入りの傘だからこそ、「きれいに」「大切に」「長く」使いたいもの。だからこそ、使った後にひと手間を加えることで、その劣化は抑え、きれいな状態をより長く保つことができます。

そこで、今回は弊社でおすすめしている傘のお手入れ方法を伝授いたします。

準備するもの

・清潔なタオル

1. 乾拭き

清潔なタオルで、傘の表面についた雨粒を優しく拭き取ります。ポンポンと優しく当て、タオルに「水を吸収させる」イメージです。

※ゴシゴシこするのは厳禁! 生地が傷み、防水効果も弱まってしまいます。

2. 陰干し

使用したその日のうちに、傘を開いた状態で数時間おいて「傘の内部にたまった湿気を乾かします。一見外側は乾いても、傘の内側に湿気がこもったままでは、錆びが発生しやすくなります。風にあおられて破損してしまう危険性があるため、「夜寝る前にリビングや玄関先に置いておく」のがおすすめ。朝起きたらしっかり乾いた状態になります。

※雨傘の場合、日光には当てないようにご注意ください。紫外線の影響で退色や中棒のゆがみなどが生じてしまう可能性があります。

3. 収納

完全に乾いたら、クローゼットなど日の当たらないスペースで保管しましょう。
汚れ防止のため、傘袋があれば収納し、ない場合は包装紙などでくるむとよいでしょう。

※雨の日が続き、連日使用する場合は除きます。

4. 使い回し

使用した傘を休ませるため、数本の傘でローテーションをして使い回すのも、劣化を防ぐ方法の一つです。

前原光榮商店のスタッフは、このようなお手入れ方法で一本の傘を10年ほど使用しています。
お手入れのもっとも重要なポイントは「陰干し」です。雨の続く日は、毎日干せなくても数日に一度は開いて乾燥させるだけで、傘の状態は変わってきます。

ぜひ次の雨の日に試してみてください!