オンラインショップへ

Maehara’s commitment

傘の安全と美しさを守る、小さな気配り—「ろくろ巻き」

前原光榮商店の傘づくりはたくさんの細かなパーツの繊細な組み合わせによって成り立っています。傘を開いたときに、下ろくろを覆う「ろくろ巻き」も、その一つです。
傘を手に取ったときにはあまり意識されない部分かもしれませんが、実はこの小さなディテールこそ、使い手の安心と傘の完成度を左右する重要な役割を果たしているのです。

傘の安全と美しさを守る、小さな気配り—「ろくろ巻き」

ろくろ巻きを付ける大きな目的のひとつが、「安全性の確保」です。下ろくろは、傘を開閉する際に手が触れる部分になるため、覆うものがないと指を挟んでしまったり、金属部分に直接触れてしまうことがあります。ろくろ巻きはその危険を防ぎ、誰にとっても安心して使えるようにと考えられた工夫です。

また、「美観の向上」にも寄与します。ろくろ巻きには、単なる保護だけでなく、傘全体の印象を引き締める装飾的な意味合いもあります。前原光榮商店の傘は、傘生地の色や素材に合わせて、ろくろ巻きにも同じ布を使用しています。そのため、全体に統一感が生まれ、細部まで洗練された美しさが際立ちます。

さらに見逃せないのが、傘布の耐久性を守る役割。下ろくろがむき出しだと、開閉時に生地と擦れて摩耗の原因になりますが、布で覆うことで摩擦を和らげ、傘全体の寿命を延ばす助けにもなります。

ろくろ巻き

そして、このろくろ巻きは一本ずつ職人の手縫いによって仕立てられています。わずか数センチのパーツですが、その布を整え、形を整える作業はまさに熟練の技術の賜物。手仕事だからこそ叶えられる柔らかさと、確かな仕上がりがそこにはあります。

傘生地と同じ布を活用します。

傘生地と同じ布を活用します

縫い合わせて…

縫い合わせて

ろくろ巻きをつくります。

ろくろ巻きをつくります

職人の手によって一つひとつ、下ろくろに縫いこんでいきます。

職人の手によって一つひとつ、下ろくろに縫いこんでいきます

目立たないけれど、確かな意味をもつパーツ、それが「ろくろ巻き」です。手に取ったとき、ほんのわずかな安心感や心地よさを与えてくれるこの加工は、傘づくりにおける“見えない気配り”とも言えるでしょう。日常を丁寧に彩る道具としての傘に、確かな品格を添えてくれるのです。

目立たないけれど、確かな意味をもつパーツ、それが「ろくろ巻き」です

この記事を読んだ方に
おススメの商品

同じカテゴリの記事