前原光榮商店では、傘の生地を張り替えることができるため、永く愛用していただいてる傘も再び美しく蘇ります。生地を張り替えることで撥水性の回復はもちろん、色や柄を変えて新鮮な気分を楽しめるメンテナンスとして人気です。

お気に入りの傘を長く愛用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。傘を長く愛用していると、特に気になるのが「生地」の劣化です。撥水性が落ちて雨を弾かなくなったり、紫外線や摩擦によって色が褪せたりすることは避けられません。そんなときに有効なのが「生地張り替え」です。骨や手元はそのままに、生地だけを新しくすることで、機能性と美しさを同時に蘇らせることができます。

生地を張り替える最大のメリットは、撥水性の回復です。新品のように雨をしっかりと弾くようになり、濡れてもすぐに乾く快適さを取り戻せます。また、単に実用性を回復するだけでなく、色や柄を変えることで日常に新鮮な気分をもたらしてくれるのも魅力です。傘は一日中持ち歩くアイテムだからこそ、そのときの自分の好みデザインや色など、気分を一新する柄選びを楽しめます。


さらに、生地張り替えと同時に「露先」の色も選べるのが当店の特徴です。露先とは、傘骨の先端に付いている小さなパーツのこと。目立たない部分ながら、実は全体の印象を左右するディテールでもあります。張り替えの際には、金・銀・黒の3色から選択可能。布との組み合わせ次第でクラシックにもモダンにも印象が変わり、より自分らしい一本に仕上がります。また、生地色に合わせて「タッセル」を変更するのもおすすめです。ちょっとした工夫で、全体が統一感のあるデザインにまとまります。

張り替えの目安は4〜5年に一度。ただし、良質な傘生地をお使いの場合にはさらに長持ちすることも多く、お客様の使用状況に応じてご相談いただけます。ご自宅での応急処置として、アイロンの熱を利用して撥水性を一時的に回復させる方法もありますが、これはあくまでも短期的な対応にすぎません。本格的に傘を蘇らせるには、やはり職人の手による張り替えをオススメしています。
張り替えには最長2カ月ほどお時間をいただきますが、それは一つひとつを丁寧に仕上げているからこそ。完成した傘は新品のような輝きを取り戻し、同時に長年使い続けてきた手元や骨の“味わい”もそのまま残ります。つまり、「変わらない部分」と「変わる部分」を同時に楽しめるのです。長く使うことで手元や骨には自分だけの風合いが宿り、そこに新しい生地をまとわせることでまた新しい物語が始まる。そんな「育てる楽しみ」と「変える楽しみ」を併せ持つのが、傘の張り替えの醍醐味です。
今回のメンテナンスに合わせて、石突きもきれいに塗り直しました。

ぜひ、前原でお求めいただいた傘を定期的にメンテナンスし、一本の傘と長く寄り添ってください。張り替えは単なる修理ではなく、傘を通して日々の暮らしに新しい彩りを与えてくれる体験です。大切な一本を末永くご愛用いただくために、ぜひご利用ください。
【この記事で行ったメンテナンスの参考価格】
生地の張替え … 11,550円~(生地やコマ数によって異なります)
露先交換 … 3,960円(16個)
タッセル交換 … 1,430円
合計 … 16,940円
その他の修理依頼も受け付けております。
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